成田国際空港でLCC専用ターミナル「第3旅客ターミナル(T3)」が2015年4月8日から供用を開始しました。
 成田空港で新しいターミナルビルがオープンしたのは、第2ターミナル以来、実に22年4ヶ月ぶり。
[メモ] 成田空港開港 1978年5月20日、第2ターミナル供用開始 1992年12月6日
■成田空港第3旅客ターミナルとは?
 
 成田空港第3旅客ターミナルは、増加を続けているLCC(格安航空会社)利用客の需要に対応するため建設されたターミナルビルで、2015年4月8日に供用を開始しました。
 延床面積は66,000㎡、国内線・国際線合わせて9機分の駐機場を備えており、年間最大750万人の需要に対応できるターミナルです。
 
 成田空港を発着するLCCのうちで第3ターミナルに移動したのは、
ジェットスター(GK/ジェットスター・ジャパン、JQ/ジェットスター航空)、
バニラエア(JW)、
春秋航空日本(IJ)、
チェジュ航空(済州航空)(7C)の4社です。
 
 これまでは、これらの航空会社で国内線と国際線のチェックインカウンターが全く違うフロアにあったり、出発/到着ゲートが遠くて乗り継ぎが不便だった点が解消されます。
 また、フードコートやショップも充実し、さらに24時間営業のコンビニや、深夜の仮眠に最適なソファーも備わっています。
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注意★ ピーチ、スクート、エアアジア、タイガーエア台湾などはLCCですが、第3ターミナルには移動せず、従来通りの第1または第2ターミナルで発着します。
■第3旅客ターミナルへのアクセス
 
 第3ターミナルには専用の駅や駐車場はありません。
 最寄りの駅や駐車場からは、徒歩(約15分)またはターミナル連絡バス(無料シャトルバス、約10~15分)での移動が必要です。
 これがいろんな媒体で「
第3ターミナルへは、時間に余裕を持って」と言われる所以です。
[電車で]
 最寄り駅は「空港第2ビル駅(第2・3ターミナル)」で下車、徒歩またはターミナル連絡バス(無料シャトルバス)。
[車で]
 第3ターミナルへは一般車、貸切バス、空港外駐車場送迎バスの乗り入れが出来ません。
 最寄りの駐車場の、第2ターミナル直結のP2駐車場から、徒歩またはターミナル連絡バス(無料シャトルバス)。
[高速バスで]
 東京シャトル、THEアクセス成田などの空港アクセス高速バスの場合、成田空港第3ターミナル乗降場で下車、そこからターミナル入口まで徒歩2~6分。(※)
 ※到着時の乗降場により、最も遠いところで最長350mの距離があるため、徒歩でも時間の幅があります。
[ターミナル連絡バスの利用方法]
・第2ターミナル→第3ターミナル行き
 第2ターミナル1F 24番乗降場から、第3ターミナルへ約10~15分。
 運行時間:4:30~23:00(5~12分間隔)
・第1ターミナル→第3ターミナル行き
 第1ターミナル1F 6番乗降場から、第3ターミナルへ約15分。(途中、東成田駅を経由)
 運行時間:7:00~21:30(15~30分間隔)
・東成田駅→第3ターミナル行き
 東成田駅から、第3ターミナルへ約10分。
 運行時間:7:00~21:30(15~30分間隔)
■ターミナル別発着LCC一覧
 2015/04/08現在、成田空港に定期便を運行しているLCCは14社です。ターミナル別の発着一覧は以下の通りです。
 第3旅客ターミナル
第3旅客ターミナル
 ジェットスタージャパン(GK)
 ジェットスター航空(JQ)
 バニラエア(JW)
 春秋航空日本(IJ)
 チェジュ航空(7C)
 第1旅客ターミナル
第1旅客ターミナル
 ピーチ(MM)
 エアプサン(BX)
第2旅客ターミナル
 スクート(TZ)
 タイガーエア台湾(IT)
 香港エクスプレス航空(UO)
 エアアジアX(D7)
 タイ・エアアジアX(XJ)
 セブパシフィック航空(5J)
 イースター航空(ZE)
 ノックスクート(XW)
※チャーター便